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桜田屋敷

この古民家は、建築の状況から判断すると250年以上前の江戸時代末期の頃と推定されます。母屋、板倉、長屋倉の3つの建物からなっており、かやぶき屋根の形状から右半分は後に増築されていたことが判ります。昭和の大合併で旧田尻町の誕生を決定づける舞台となった場所としても知られ、東日本大震災により大きく被災しましたが、4年の歳月をかけ復旧しています。

現地名から通称「桜田屋敷」と呼ばれ、庭には樹齢300年以上と推定されるサルスベリや糸ヒバなどの古木の他、桜や梅などが植えられて豊かな緑に囲まれ閑静なたたずまいとなっています。

今では、大貫地域における観光資源の一つとして位置付けられ、令和元年には地元のボランティアの協力で約2kmの「桜田屋敷郷山散策路」が開発整備され、第三駐車場を経由し約0.6kmある既設の「木もれ陽の森コース」を歩いて森林浴をしながら加護坊山の頂上までゆったりと行くことができます。

カタクリ、桜、ヤマユリなど四季折々の草花が歩く人を癒してくれます。展示会などの各種イベントや食事処での郷土料理や手打ちそばも楽しめます。
桜田屋敷内の食事処「咲楽亭」は、4月~11月の間に営業しています。

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